
江戸時代は数多くの書籍が編纂され、板本や筆写本の形で全国に拡がり、身分を問わず読書人が飛躍的に増加した時代でした。大洲藩においても、藩主が敬愛した中国・北宋の政治家で文学者の韓魏公の全集を版に板本を発行した他、藩士の戸田養恬は儒学に基づく経済書『尚倹撮要』を出版するなど、大洲藩ゆかりも多く存在します。
今回の特設展では、博物館が収蔵する資料の中から、大洲藩ゆかりの和本、板木などを展示して、和本文化の一端をご紹介します。
また、加藤家の親族で旗本の加藤文麗、大洲藩御用絵師の若宮養徳などの書画の中から、新春にふさわしい吉祥画を展示した特集展「新春を寿ぐ」も同時開催中です。
◎会 場 大洲市立博物館4階展示室
◎会 期 令和5年4月16日(日)まで
◎時 間 9:00~17:00
◎休館日 毎週月曜日(当日が祝日と重なる場合は翌平日)
◎入館料 無 料