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9月20日 第4回歴史文化教室(肱南地区)

 9月20日(土)、第4回の歴史文化教室が行われました。今回は、大洲市肱南地区の大洲城下町を巡ります。親子活動で、子ども15名、保護者5名、指導者7名の合計29名が参加しました。この学習活動は、桝山教育振興会の助成事業として実施しています。

 天候は曇り。日差しも柔らかで、いつもより涼しい天気の中を、まず城下町巡りを行いました。今回は、この地域に残る古くて素晴らしい建物・建造物を探します。3つのグループに分かれて出発です。すべてのグループがまず訪れたところは、赤煉瓦館でした。みんな(特に保護者)は、江戸時代から続く町家や商家、医院や倉庫など、昔の建築物がリノベーションされながら今も活用されていること、普段は見過ごしていたけれどもよく見るとすばらしい建物がたくさん残されている、保存されていることに驚いていました。

 続いて、臥龍山荘の下から川船に乗って大洲城までゆったりと遊覧しました。川船に初めて乗船する子もたくさんいて、みんなわくわくどきどきの顔つきでした。船上では、船頭さんが上手に船を操りながら肱川のこと、臥龍山荘のこと、肱川橋、大洲城などについて川眼線での楽しい話を聞かせていただきました。ゆるやかな川の流れに、爽やかな川風、心地よく聞こえる水の音、いつもとは違った目線で眺める大洲の町並みと、まったりとした贅沢な時間を過ごすことができました。

 下船して、最後の学び「大洲城」です。普段「お城」といえば「天守」を思い浮かべますが、今回は、櫓を中心とした城郭を巡ります。現存する4つの櫓、苧綿櫓(普段は公開されていない)、台所櫓、高欄櫓、南隅櫓と、天守を巡り、中に入って見学をしました。実際に肱川側から西の門までの大洲城城郭を自分の足でたどりましたが、これらすべてが「大洲城」なんだという新たな理解に至ってくれたなら、大変うれしいですね。

 本当なら、もっとゆっくりと巡ることができればよかったのですが、時間の関係上、ずいぶん急いでの見学となってしまいました。ぜひとも改めてご家族皆さんで大洲の城下町巡りをして、大洲の良さを味わっていただきたいと思います。