明治維新以降、生糸、緑茶などを主力とする日本の輸出品は、主に横浜港や神戸港を中心に輸出されるなか、その貿易で発展する神戸において製茶、樟脳や木蝋の貿易に力を注いだのが池田貫兵衛です。貿易業で利益を得た貫兵衛は、日本で二番目となる電燈会社「神戸電燈株式会社」の社長に就任するなど数々の事業に携わりながら、神戸の発展に尽力しました。
また、河内寅次郎は、池田貫兵衛とともに木蝋精製会社「喜多組」を設立し、初めて全国的な木蝋生産組織「大日本木蝋会」を発足させるなど、木蝋業界で名を馳せた人物です。
今回は、明治維新以降近代化を進める日本において、神戸を拠点に活躍した池田貫兵衛と河内寅次郎の二人に焦点をあてて紹介します。

開催期間
令和7年10月11日(土)~令和8年1月18日(日)
開催場所
大洲市立博物館4階特別展示コーナー
開館時間
午前9時~午後5時
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
展示解説会
10月19日(日)午後1時30分~(約40分)
12月14日(日)午後1時30分~(約40分)
4階ロビーにご集合ください。