11月22日(土)、第6回自然科学教室が開催されました。今回は今年度2回目の親子活動で、五郎橋下の肱川河川敷を出発し、肱川沿いを上って八幡神社・城山・蓬莱山を巡りながら植物や地質、鳥など里山の秋を観察する学習です。児童15名、保護者家族13名、指導者6名の34名での学習会でした。この学習会は、桝山教育振興会の助成事業として実施しています。
五郎橋下河川敷で今回の学習コースを説明し、双眼鏡とルーペを配付して使用方法のレクチャーを受けていると、なんとミサゴが現れて何か獲物を捕らえて飛び去って行くのを観察することができました。幸先の良いスタートにみんなの気持ちも高まりました。道路を歩きながら、道ばたに生えている植物を観察しながら進みました。肱川沿いから山側にも入りました。キダチコマツナギのさやにある種子の数を数えたり、アケビの実を拾って観察したりもしました。しばらく行くと「耳を澄ましてごらん。」という声で、聴き耳を立ててみました。すると、様々な小鳥の鳴き声が聞こえてきました。すると、すぐそこにメジロやジョウビタキ、ヤマガラ、コゲラの混群が姿を現しました。肉眼でも十分見える距離で、双眼鏡を一生懸命向けてその可愛らしい姿を観察しました。八幡神社に着きました。ここは、社叢が愛媛県指定天然記念物に指定されている貴重な場所です。到着してすぐ、羽根つきの羽根の重りに使われるムクロジの果肉が洗剤の代わりになるという実験を見せてもらいました。種皮を水に入れて振ると、なんと白い泡が出てくるではありませんか。子供はもちろんのこと、保護者も驚いていました。ツブラジイの実をはじめドングリもたくさん採集しました。他にも、アラカシやクロバイ、ミミズバイ、カンザブロウノキなど暖地性の常緑広葉樹をたくさん観察しました。
あっという間にお昼が近づきました。大洲城の二の丸で昼食です。その間にも、ミサゴやハイタカ、チョウゲンボウなどのタカ類が飛ぶ姿を見ることができました。午後の最初は、お城下の肱川でのバードウォッチングです。冬鳥たちがやってきて、にぎやかです。マガモやヒドリガモ、オカヨシガモなどのカモ類、ダイサギやアオサギなどのサギ類、大洲市の鳥カワウなどたくさん観察することができました。そこから肱川べりを歩いて、バクチノキやクスドイゲなど珍しい樹木を観察しながら臥龍山荘前の蓬莱山に行きました。ここは臥龍山荘の一部として整備され、風光明媚な場所です。このすぐ下の淵は深く、対岸の河原には堆積岩、火成岩、変成岩が堆積しており、14種を超える種類の岩石が見られることを学びました。臥龍山荘をバックに集合写真を撮り、一路五郎橋を目指しました。途中、ハス田でコガモを観察しました。人や車が行き交う町の真ん中ではありますが、そっと見ているとえさをついばんだり羽繕いをしたりする愛らしい姿が見られました。
今日は、秋晴れの好天に恵まれ、絶好の秋の里山観察会となりました。後日、参加された保護者からメールをいただきました。子供はあちこちでの説明が心に残り、小学生の時分に自然科学教室に参加していて久々に参加したという若者は大人になって改めて聞くと話がとても面白かった、保護者たちも詳しい説明に新たな学びがあり、先生方の知識の深さに感銘を受けたと。すべての参加者が満足のいく学習会になったと思います。みなさま、お疲れさまでした。
















