1月10日(土)、今年度最後の自然科学教室が開催されました。今回の訪問地は、西予市宇和町・野村町・城川町です。ほぼ一日中晴天に恵まれ暖かくて、快適な環境でバードウォッチングと地質学習を行うことができました。参加者は、児童24名、指導者9名でした。この教室は、桝山教育振興会の助成事業として実施されています。
まず向かったのは、宇和町。ここには、毎年ツルがやって来ます。この日は10羽のナベヅルが来ていました。子どもたちは、観察小屋の中からスコープや双眼鏡で観察しました。一度に全員は入れないので3グループに分かれての活動です。待っている間には、鳥クイズをして知識を増やしました。小屋の正面に見えたのは、親鳥2羽と幼鳥2羽の家族です。懸命に田んぼの二番穂などをついばんでいました。親鳥は時折首を伸ばして周りの様子を窺っています。親鳥と幼鳥の違いや行動の特徴など、熱心に観察することができました。
続いて、大池で水鳥の観察です。マガモ、オナガガモ、トモエガモなど数百羽がいました。中には、ミサゴも水辺で休んでおり、時折カモたちの上空を舞っ姿も見られました。
昼食は野村ダムでとりました。食後にダム湖で見られたオシドリやカワウ、オオバンなどを観察し、バードウォッチングは終了です。これからは、西予ジオパークの学習です。まずはダムの堤体から、ここから見えるV字谷の地形やこの辺りに広がる河岸段丘やそのでき方を学びました。
その後、城川町田穂で、県の天然記念物である石灰岩の露頭を観察しました。ここでは、中生代初期のアンモナイトやサメの歯、二枚貝などの化石とともに、古生代末期のコノドントも発見されており、世界的にも極めて珍しいのだそうです。みんな、興味深く観察していました。
続いて、城川町下相の河原で、ジュラ紀の石灰岩を観察しました。この中からは、二枚貝やウニ、サンゴの化石などが見られます。子どもたちは一生懸命探し、発見しては歓喜の声を上げていました。
最後に、肱川町で枕状溶岩を観察しました。これは、海底火山の噴火で噴出した溶岩が海水で冷やされてできた岩石です。深い緑色の石を採取する子どももいました。
博物館に戻り、令和7年度自然科学教室の閉講式を行いました。今年度の登録者は55名、その内の3名は全7回とも出席されました。出席者全員に修了証が渡されました。今年一年で関わった自然科学への興味を今後も持ち続け、この経験がこれからの生活に潤いや希望をもたらしてくれることを指導者一同願っています。お疲れさまでした。














